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      介護の言葉


ニーズ

要求・欲求・必要などと訳されますが、本人あるいは家族が援助してほしいと望んでいるもの、実際に困っているもの、また専門職の目で援助が必要と思われるものを指します。


日常生活動作(ADL)

食事・排泄・入浴・移動・起居(立ち振る舞い)・寝起き等の動作で、日常生活において、通常の暮らしをするのに欠かすことのできない基本動作のことです。日常生活動作は、保健・医療・福祉の分野において共通した概念として用いられています。


認知症

これまでの「痴呆」に代わる言葉。もともと「痴呆」は医学用語でしたが侮べつ的な意味があり、誤解を招くなどとの意見がありました。用語の見直しを論議していた厚生労働省の検討会が一般市民から意見を集め「認知症」とすることで意見が固まりました。


認定調査

市町村に介護保険の申請があった場合に、要介護認定に必要な調査のことです。調査は、概況調査、基本調査、特記事項の3点から構成されている調査票を用いて、公平かつ客観的に行われます。基本調査は、心身の状況に関する73項目と特別な医療に関する12項目からなる選択式となっています。認定の結果は、申請から1ヶ月以内に本人に通知されます。


脳血管性痴呆

脳の血管障害の結果生じる痴呆で、主な原因疾患としては脳梗塞と脳出血があげられます。これらの疾患によって、脳内に多発の梗塞ができることで起こるので「多発梗塞性痴呆」とも呼ばれます。前兆として、頭痛・めまい・四肢のしびれ感などがあり、感情失禁・失語・片マヒなどの神経症状がみられます。脳血管性痴呆では、比較的人格が保たれるため、その人個人に対応したケアを行うとともに、運動機能障害に対するリハビリテーション、原因疾患の悪化の予防が重要です。


ノーマライゼーション

福祉の基本理念の一つで、障害者や高齢者等、社会的に不利を背負う人々も人格を尊重され、そのあるがままの姿で、他の人々と同等の権利を享受できるようにするという考え方です。



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