肥満症に気をつけましょう!

肥満とはどのような状態を言うのですか?

 肥満とは通常体重の増えた状態を言いますが、正確には脂肪組織が増大する場合を言います。したがってスポーツ選手で筋肉が増加したために体重が増加した場合には肥満とは言わずに過体重と呼んでいます。いずれにしても肥満は脂肪が過度につき過ぎた状態ですので、そのまま放置すると生活習慣病を含むさまざまな疾患の発症要因となり危険です。肥満症として減量する必要があります。
肥満症をどのように判定するのですか?

 肥満症を判定するには脂肪がどのくらい過剰に蓄積されているかを正確に測定しなければなりません。しかし手間がかることも多いので、簡単な計算で算出できる式が示されています。肥満の程度を示す式として、現在最も信頼性が高く国際的にも使用されていて体脂肪量とよく相関するとされる体格指数(BMI)について紹介しましょう。体格指数であるBMIは、BMI=体重(kg)÷身長(m)  の式で示され、BMIの数値によって肥満かどうか、またその度合いがわかります。




BMI値は22が最も健康であるといわれていますが、BMIが25〜30未満は肥満1度、BMIが30〜35未満は肥満2度、35〜40未満は肥満3度、40以上は肥満4度です。この式は身長からみた体重の割合を示したものです。