BMI値が25を超えると危険です。BMI値が25を超えると高血圧症、27を超えると糖尿病、29を超えると高脂血症の発症率のリスクが2倍になると言われています。あなたのBMI値はどれ程になるのか計算なさってはいかがですか。

 例えば体重が63kgで身長が150cmの場合では、

           BMI=63÷(1.5×1.5)=63÷2.25=28

となります。これは肥満1度の危険信号で、高血圧症や糖尿病の発症リスクが2倍になります。






肥満の治療法には大きく分けて三つあります。運動療法と食事療法そして薬物療法です。運動療法は筋肉を減らさずに脂肪を減らしていく役割を担っています。効果的に運動をすることによって中性脂肪や血糖値、血圧を低下させます。食事療法は主に脂肪を制限してタンパク質をとることを目的に行われます。一回の食事でカロリー制限を行うと効果的です。肥満治療の基本はあくまで食事療法と運動療法ですが、満足な結果が得られない場合は補助的に薬が用いられます。薬物療法では制限開始時に補助的に食欲抑制剤が使用されることもあります。



肥満の殆どを占める単純性の肥満においては習慣や摂食パターンの異常が肥満原因のおおきな要因になっています。肥満を予防するには
正しい食習慣や摂食パターンを身につけていくことが大切です。ヒトの食習慣や摂食行動は乳児期の影響を大きく受けますので乳児に正しい食習慣を身につけさせることは成人の肥満予防のために非常に大切と考えられます。

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